行政書士の事業承継
行政書士登録をして現在、12年目になります。何とか生き残ってきましたが、この間に行政書士業界にも変化があったように思います。まず人数が大幅に増えています。現在、私が所属している兵庫県行政書士会の阪神支部には、500名近い会員がいます。私が登録した時は、確か400名ぐらいでした。20年くらい前は300名くらいだったそうです。あと10年後には、600名くらいになっていてもおかしくない勢いですね。なんでこんなに行政書士が増えているのか、不思議です。
私は社労士登録もしていますが、全国的に社労士の微増傾向にあるようです。先日、土地家屋調査士と行政書士兼業の先生と話していたところ、土地家屋調査士はついに平均年齢が60歳を超えた、とのことでした。全国的に微減傾向にあるようです。私も行政書士登録をするまでは、他士業の業務範囲についてあまり知りませんでした。土地家屋調査士の先生と一緒に仕事をする機会があり、ものすごくカッコいい仕事だな、と思いました。すでに行政書士と社労士の登録をしているので、土地家屋調査士はちょっと業務の方向性が違いすぎるため、私が勉強をすることは多分ないと思いますが、お勧めの資格だと思います。
先日、行政書士の集まりに出席し、その席で業歴がもうすぐ40年に達しようかという先生の訃報を聞きました。40年、行政書士を続けてきたというだけですごいと思いますが、その間に多くのクライアントを抱えておられたと思います。資格業ですから、補助者が何人いても行政書士の登録者がいなければ事務所を維持することができません。クライアントにとっても痛手だと思います。
私は行政書士法人を設立していますが、登録者は私一人なので、個人事務所と実質変わらないので、今後の当法人の経営課題であると認識しています。業歴の長い行政書士の先生から事業承継を任せてもらえる法人を目指し、またいつかは私自身がバトンタッチできる体制を築いていく必要があると考えています。