JCIP始めました

Japan Construction Industry electronic application Portal、略して「JCIP」。国土交通省が令和5年1月10日から運用を開始した「建設業許可・経営事項審査電子申請システム」の略称です。建設業許可や経営事項審査申請を書面申請ではなく、電子申請するシステムになります。

当法人代表(私)は、平成25年に行政書士登録をしてから、建設業許可申請に関しては一貫して対面による書面申請を行ってきました。しかし今回、縁あって関東某県に新規建設業許可申請をする必要があり、初めてJCIPを利用して申請しました。JCIP運用開始以前であれば、出張して書面申請するところでしたが、制度が運用されている以上、JCIPを利用する以外の選択肢はないと考えました。

初めてJCIPを利用した感想は、思っていたよりも使い易いし、サポート体制もしっかりしているというものです。今回、私は、ワイズ公共データシステムが提供している電子申請支援システムを利用して申請データを作成しました。もし直接、JCIPの画面に打ち込んで申請データを作成した場合、何らかのトラブルでデータが消去されてしまうことを警戒したからです。

しかし、これは杞憂でした。仮にJCIPに直接データを打ち込んだとしても、保存ボタンを押していれば、申請データの作成途中で中断しても、きちのJCIPのシステム内に申請データが保存されていました。また、エラー表示が出る理由がわからず、国土交通省が公表しているヘルプデスクに電話すると、親切に教えてもらうことができました(感謝)。

慣れれば、大阪府、兵庫県、近畿地方整備局への申請に関しても、JCIPで申請したほうが楽かもしれませんね。場所的制限もないので、営業ターゲットも広げやすいと思います。もちろん、まだまだ建設業許可申請にかかるローカルルールも存在しているでしょうから、おそらく足を運ぶことのほうが多いと思います。しかし当法人は今後、JCIPの利用も状況に応じて積極的に利用していくと思います。